日本はかくも貧しい国になってしまったのか

こんなニュースが目に入った。

教員の成り手が不足しているのは確かで、採用試験の倍率が低下しているのも確かです。少子化の影響もあると思いますが、こういう手法を使ってまで教員を増やそうとしている事を考えると、如何に文科省が焦っているかが窺える。

教員になれば奨学金返済しなくて良いなら、なろうかな・・・。

そんな人が教員になっちゃうとしたら、保護者目線で考えたらどう思うのだろうか。

文科省も優秀な人に教員になって欲しいと思っているはずです。ところが優秀な人の進路の選択肢に教職が入っていないのが教員不足の根本的な原因だと思います。そのためにに必要なのは待遇の改善はもちろんですが、教員個人個人が自分の目指す教育を行える環境を作ることがとても大事になってくると思います。

学習指導要領で教える内容を事細かく指示されたり、観点別評価で評価の仕方を事細かく指示したりすることは教員の裁量権を奪うことになり、結果として魅力的な職業とはなり得ません。

私ぐらいの歳になれば、そんなのは無視しておけばいいという感じで、教科書は副読本程度で授業を行う先生が多いのですが、若い教員は教科書通りに教えることに注力してしまいがちな所があります。

今年、私は教育課程研究集会に参加する役回りなのですが、レポートは各観点に沿った評価の仕方です。観点別評価には「百害あって一利なし」が私たちの見解ですが、教育課程研究集会では、どうやって観点別評価をするのかということを真面目に語り合わなければいけません。夏休み明けの初日なので、本当は生徒の顔を見たいというのが本音ですが、出来るだけ簡単に評価する方法について、情報交換してきたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました