仙台商業高等学校の校則は変わるか?

仙台商業高等学校の一昨年までの校則の一部はこうなっていました。

女子のソックスについて,式典時は学校指定のものとする。それ以外の時は色・形とも指定に準じる。ストッキングは薄いベージュか黒とする。

男子についての記述はありません。これが、去年このように変わりました。

女子のソックスについて,学校指定(ショートソックス)のものとする。ただし,現2,3年生についてはハイソックスも可能とする。ストッキングは薄いベージュか黒とする。男子のソックスは黒・紺・グレイ・白色のソックスとする。

生徒の意見を聞いて、女子のソックスについては、これまでのハイソックスからショートソックスに変更したそうです。制服の業者に依頼して、これまでのハイソックスを廃止してショートソックスにするというものなので、業者はハイソックスの在庫を抱えてしまい、痛みを伴ったと思います。

しかし、業者への配慮からか、これまではそれに準ずる物の着用を認めていた校則が、準ずるものは認めない形に変わってしまったため、一部の保護者が不満を持ち、仙台市議会議員にそのことを訴えました。

話を聞いた市議は、一体どういう事なのか詳しく聞きたいという事で、誰かいないかと仙台市労連に相談しました。市労連は高教組の役員である仙台商業高校の組合員を紹介し、その組合員は市議へ現状を説明しました。

その結果、市議会でも取り上げられ、教育長から仙台商業高校へ校則改善の提案がなされました。

生徒の方からは、後期生徒総会でソックスの規定についておかしいという意見が出され、それが学校への要望となりました。

こういった、自分たちの学校の校則がおかしいという事を学校に訴え、自分たちが暮らしやすい環境を作りたいと行動した生徒たちを誇らしく思いました。

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