AIは世界をどのように変えていくのか

社会がめまぐるしく進化していく中で、AIの進化は目覚ましいものがあります。

仙台商業学校では、毎年春に写真帳を作成したり、身分証明書を発行したりするために、写真屋さんに撮影して頂いた「大量の写真をトリミングする」という作業を行わなければいけないのですが、これを手作業でやると数日かかります。しかも、大きさも不揃いで、アスペクト比が一定にならなかったり、ちょっと顔が中心から外れていたりと色々大変なのですが、AIを用いてトリミングすると全校生徒の写真の切り抜きにかかる時間はわずか数分です。

もちろんAIを活用するにはそれなりのスキルが必要なのですが、こういった末端で活躍するAIのことをエッジAIと言うそうです。

それに対して、莫大な情報を元に訓練されたAIのことをクラウドAIと言います。「新世紀エヴァンゲリオン」というアニメでは、「マギー」という名のマザーコンピューターがAIで、人間と対話することが出来るのですが、もう世界はそのフェーズまで来ています。

試しに、 ChatGPTというOpenAIに「今後労働組合は衰退していきますか?」と問いかけてみたところ、次のように答えてくれました。

労働組合が今後衰退していくかどうかは、地域や業界、経済状況などによって異なる可能性がありますが、一般的には以下のような理由から労働組合の衰退が予想されています。

第一に、グローバル化と競争の激化により、企業はコスト削減や生産性向上などを求めるようになり、それに伴い労働組合の要求に応じることが難しくなっています。

第二に、労働市場の変化も影響しています。現代の労働市場では、フリーランスや契約社員、パートタイム労働者など、従来の労働形態とは異なる雇用形態が増えており、これらの労働者は労働組合に加入することができない場合があります。

第三に、若い世代の間で労働組合への関心が低下していることもあります。若い世代は、個人の自由や柔軟性を重視する傾向があり、従来の労働組合のような団体行動に参加することに抵抗を感じる場合があります。

以上のような理由から、労働組合の衰退が予想されています。ただし、労働組合が抱える問題を克服し、新たな形態の組織や活動を展開することで、労働組合の役割が再評価される可能性もあります。

これを、質問してからわずか数十秒で答えてくれました。

この文章を人間が書くとなると、おそらく1時間近くかかるかもしれません。語られている分析が正しいかどうかを検証するのもそう簡単ではないように感じますが、なるほどそうかと納得してしまう部分もあります。

なにより、AIが書く文章が、ここまでしっかりした文になっている事にも感心させられました。

そこで、AIと少し会話してみました。

私

ロシアとウクライナの現在の戦況を教えて欲しいです。

2022年2月時点で、ロシアとウクライナの間には軍事紛争が発生しています。この紛争は、ロシアがウクライナの領土であるクリミアを2014年に併合したことに端を発しています。

2022年2月18日、ロシアはウクライナに対して軍事侵攻を開始し、ウクライナの東部と南部で戦闘が勃発しました。ロシア軍は、クリミア半島を中心に展開しており、ウクライナ国内にも侵攻しています。ウクライナ側は反撃に出ており、戦闘は激化しています。

戦況は常に変化しており、正確な情報が入手しづらい状況ですが、多数の死傷者が出ていることが報告されています。国際社会からはロシアに対する非難が相次いでおり、戦闘を終結させるための努力が行われていますが、現在も戦闘は継続しています。

私

今後どうなっていくと予想されますか?

現在のロシアとウクライナの戦況について予測することは困難ですが、以下にいくつかの可能性を挙げます。

まず、国際社会の圧力が増し、ロシアとウクライナの双方が交渉の場に着手し、和平的解決が図られることが考えられます。しかし、ロシア側が妥協しない場合は、戦闘が継続する可能性があります。

次に、ウクライナがロシアに対して優勢な戦果を挙げることも考えられます。ウクライナがロシア軍を打ち破り、ロシア側が撤退することで、戦闘が終息する可能性があります。

また、ロシアがウクライナに対して圧倒的な軍事力を行使し、ウクライナが降伏することで戦闘が終了する可能性もあります。しかし、このようなシナリオは、ロシアが多くの犠牲を払うことになるため、国際社会からは非常に強い非難を受けるでしょう。

以上のように、ロシアとウクライナの戦況については、予測が困難であると言わざるを得ません。しかし、国際社会からの圧力や交渉、戦果によって、戦闘が終息する可能性があるということは言えます。

私

分析ありがとうございました。

どういたしまして。いつでも質問があればお答えいたします。

普通に答えてくれました。細かく分析してはいませんが、当たり障りのない文章だと思いませんか?

もちろん、AIはwebに公開されている情報をいかにもそれらしく組み立てているだけなので、必ず正しいとは限りません。

生徒たちには、AIとの付き合い方も教えなければいけない時代が目の前に迫っているのではと感じます。

教える前に、まず教員自身が色々と知らなければいけない。雑務に忙殺されていては、そんなことを学ぶ時間すらないのが現状です。しかし、彼らに未来の歩き方のヒントを伝えたいと思った場合、率先して未来を覗いて見る必要があります。そして、それは自主研修でしか行えない事になると思うのです。

組合とは、小さな力を合わせて大きな力に変える組織です。一人で悩んでいても解決しません。職場の問題は執行委員会で取り上げ、組合員みんなで悩みます。校長先生との代理交渉や同伴交渉も行っています。場合によっては、教育長交渉でも取り上げます。現場から声を上げるためには組合が必要不可欠なのです。

組合への加入脱退はいつでも出来ます。仙台市立高等学校で働く教職員(正規、再任用、常勤、非常勤問わず)でしたら、どなたでも入ることが出来ます。お問いわせフォームからメッセージを下さい。

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