戦争について思う

昨日、「戦争のつくりかた」という動画の紹介をしました。タモリさんは2023年について、「新たな戦前になる」と言ったそうですが、何となく、その心が読める気がしました。

ロシアとウクライナの戦争がもうすぐ1年となり、世界各国はそのどちらかに肩入れして行き、2極化の方向に向かっているように思います。岸田首相はその空気を読んでか、防衛費の増額を決定しました。

つまり、日本は軍備強化するよと、内外に示した事になります。中国では、昨年新型空母が完成し、第5世代の戦闘機の数も米軍を上回る数を保有しています。太平洋戦争で辛酸をなめた中国は今やアメリカと対等の軍事力を持っている可能性があります。

そうなってくると、中国の台湾進攻もあながち絵空事ではないと考えられます。仮に、中国が台湾に侵攻した場合、米国は台湾に加勢すると考えられます。そうなれば、当然ながら沖縄の米軍基地が米軍の拠点となるわけですから、沖縄が中国から攻撃されることは十分に考えられます。そうなった場合は、自衛隊も本土防衛という事で歩調を合わせて戦います。

つまり、日本がウクライナのようにならないという保証はどこにもありません。

このツイートは、戦争の凄惨さを物語っています。

左の写真に写っている子供たちが、右の写真の父親を見てどう思うか。考えただけで胸が張り裂けそうになります。

もちろん、命を取り留めただけでも嬉しいのかもしれません。友達の父親は帰ってこなかったかもしれません。

逆にロシアでも同じような家庭はたくさんあると思います。

「教え子を再び戦場に送るな!」

これは高教組が一番大切にしている言葉です。教職員として大切な事は何なのか。日々教科指導や生徒指導、部活指導で忙しく働いているけど、一番大切なことを本当に教える事が出来ているのか。伝える事が出来ているのか。

そう考えると、いつも心が痛むのです。

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