在校時間記録

先日「教育局総括安全衛生委員会」へ出席したところ、現在のタイムカードについて、システム変更を検討しているというお話を伺いました。何でも記録管理専用のPCを使い、バーコードリーダーを用いて自分のバーコードを読み取る事で記録管理をするシステムという事でした。いくつかの小学校で実際にテスト運用を行っているという事も伺いました。そこで、ITスキルに明るいと自負している私は、在校時間管理を簡単にするシステムの構築をしてみようと思い、何とか実用段階までこぎつけたと思っています。詳しくは、メニューに新しく追加した「デジタルタイムカード」をご覧下さい。

まず第一に、紙のタイムカードの時もそうでしたが、高等学校では打刻機を複数台設置する必要があるという観点からすると、1台のPCで管理するという発想では複数個所での打刻は実現不可能なので、個人のスマホやカードを用いて打刻するシステムを、ネットワーク上で実現したいと思いました。

次に、現在は打刻忘れや時刻訂正は赤ペンで書くだけですが、個人の端末から時刻を訂正追加出来ればいいと考え、自分の打刻データに限り、学校から配布されている個人の端末から修正や追加が出来るようにしました。

そして、一番大事なのは、在校時間削減につながる取り組みとしなければいけないので、事務室で集計せずとも、全職員の集計結果をエクセルで吐き出せるシステムとすることで、事務室での業務を大幅に減らすことが出来ます。各職員も紙での記録提出が不要になります。

最後に、勤務時間内に何となく取ることになっている45分の「休憩時間」ですが、学校現場ではなかなか45分休めません。休憩に入る時間と、休憩終わりの時間も打刻すれば、その間は休憩時間として記録が残ります。そして、この休憩時間が45分に満たない場合は、取れなかった休憩時間も超過時数として計上される仕組みとなっています。もちろん、1日2回しか打刻しない場合は、休憩時間の記録は行わず、45分休憩が取れたという事で超過時数を計算しています。

費用として発生するのは、打刻用プログラムを動かすPCと、カードリーダーになります。仙台市職員が開発したプログラムなので、それ以外に費用が一切発生しません。仙台市教育委員会が、このデジタルタイムカードを採用してくれる事を切に願うばかりです。

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