組合員ならとことん話を聞くのに…。

1年以内に辞める教員が増加している。せっかく憧れていた教壇に立ったのに、立ってみたら、予想と違っていたという事だろうか?

考えられる原因は多岐にわたるのだろう。考えられるものをいくつか挙げてみると、

  • 予想以上に多忙な現場であった。
  • 自分の裁量がそれほど大きくなく、楽しくなかった。
  • 先輩教員や管理職からの指導が辛かった。
  • 児童生徒やその保護者からひどいことを言われて傷ついた。
  • 自分の実力を過大評価していた。

他にも色々あると思いますが、少子高齢化で児童生徒数が減少し、教員の人数もあまり増やさなくて済んだこともあって、教員も高齢化しています。更に定年延長が決まり、ますます高齢化します。そんな中で、若い先生は学校にとっては希望の光となる存在のはずです。大切にされなければいけないと思うのです。

組合に入りませんか?と声をかけられることも少なくなってしまったのだろうと思います。

学校とは卒業したら社会の荒波にのまれる生徒たちのが生活する共同体であり、教員は社会の荒波に対する防波堤としての役割を持っています。防波堤の外の世界をしっかり見つめ、見たものを分かりやすく生徒たちに伝えるのも教員の仕事だと思います。

話しやすさで言えば、生徒と近い年齢の教員の力は絶大だと思います。年齢に応じた活躍の場が学校にはあるはずです。私たち教職員組合は、先生を一人にせず、誰かの悩みはみんなの悩みとして、共有し、その解決のためにはどうしたらいいのかを考えます。共に働く仲間として、横の連帯意識をとても大切にします。組合員の事は体を張って守ります。最近は、組合員が少なくなってきたので、組合員以外でも、職場で起こった理不尽な事に対しては矢面に立ち、その解決に努めます。

こんな組合を私は後世に残してあげたい…。

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