突然のインフルエンザ

仙台商業高等学校では、昨日、一昨日とインフルエンザによる学年閉鎖(1学年)となった。その前日は、8クラス中4クラスが学級閉鎖となり、その前には3学年の2クラスが学級閉鎖となっている。

昨年度は新型コロナによる欠席は多少あったものの、インフルエンザによる出席停止はほとんどありませんでした。なぜインフルエンザが急激に猛威を振るっているのか。生徒たちは相変わらずマスクを着用し、手指消毒し、生活習慣は昨年度と全くと言って良いほど変わっていません。それなのに、今年は突然の猛威。

ところが、インフルエンザが猛威を振るっているというニュースはあまり報道されていないので、「仙台 インフルエンザ」で検索してみた。

仙台市のインフルエンザ流行状況(2023年度第5週まで)

コロナ禍前に比べればかなり穏やかです。

仙台商業高校のコロナ罹患状況は、生徒およそ5割、教員は4割です。しかし、時間差で陽性者が出たので、コロナ禍でも学級閉鎖や学年閉鎖にはなりませんでした。そう考えると、このインフルエンザは異常です。一説によると、新型コロナに罹患した人は、インフルエンザにも罹患しやすいという話があります。本当は嘘かは分かりませんが、私が担任を持っているクラスでは、過去に新型コロナに罹患した生徒は40人中9人。今回インフルエンザになった9人のうち、過去に新型コロナにもかかった生徒は5人なので、数学的には相関関係を否定できない状況です。

新型コロナのワクチン接種によって、新型コロナに罹患しやすくなるという話を聞いたことがあります。ワクチンの成分であるmRNAが機能して、細胞のDNAが一部書き換えられると、体細胞が自ら新型コロナを模した弱毒性のタンパク質を作り出すことが出来るようになるのですが、それを退治するために抗体が作られます。しかし、体が長期間弱毒性のたんぱく質を作り続けると、それを必死に退治し続ける免疫系は疲れてくるわけです。そこに本物の新型コロナが来ても、自分が作ったやつなのか、外から入ってきたものか見分けられず、いつも通り弱毒性だと思って相手していたら、実は強毒性の本物で、疲弊した免疫系が負けてしまうのではないかという話でした。

そんなタイミングで更に、インフルエンザという別の強敵が体に侵入してきたら、もう勝てなくなって、白旗となってしまったため、突然のクラスターが起こってしまったのではないかと思うのです。

商業高校では、1月下旬から、2月上旬が検定シーズンとなり、生徒は必死に勉強します。その疲れが一気に出たという側面もあるかもしれません。

来週には学年末考査が待っていますので、十分な休養を取って、考査に臨んで欲しものですね。

追記

県内に警報が出ていました。増えてはいたみたいでした。

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